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お墓参りを済ませ、何か自分の中で納得した気分になり、凡そ普段の生活からは辿り着くはずのない接点が見付かった充実感に浸りながら、新潟市内への帰路に着こうと車に乗り込む。
そんなタイミングで、住職から声が掛かる。

「KABUさん、最後にKABUさんらの街を見学して行こうじゃないか」

迷うものなど何も無い。
ボクの代々繋がってきた家系の全てが築かれた場所だ。
これは、ぜひとも見ておかなければならなかった。

住職が走り抜ける道路は、車一台がやっとといった幅しかなく非常識なほど狭い道なのだが、ボクが幼い頃に度々暮らしていた祖父母の街の風景とまったく一緒で、懐かしさがこみ上げてくる。

昔のメインストリート・・・

向こう三軒両隣が親戚のようなもので、「作りすぎたから」と、夕飯のおかずを配り歩いたり頂いたり・・・・
そんな祖父母の街の雰囲気が未だに残る街並みだ。

「ここですよ」
車を停めた住職が、驚いたことを語りだした。

KABUの集落跡地

「ここいら辺は、みんなKABUだったんです」
「そうですね・・・、40件くらいはあったはずですよ」
「そうです、みんなKABUの姓です」
「結局は能登の町から流れてきて、そこからKABUの本家が出来た」
「その本家から分家が出来て、その分家からまた本家と分家が出来て・・・」
「まぁ、200年くらいの間にそれだけ広がったんでしょうなぁ」
「だからこの辺ではKABUの町名を木折町1区・2区と分けていたくらいです」
「いまでもその名残で、町名だけが残っとるんですよ」

まさか、ボクの一族とも言える血族がそれほどまでに多く居たとは思いもよらなかった。
話の内容ではその後、北海道に開拓民として国の政策で送り込まれ、そのまま全道散り々りになった家系や、着いた先でニシンやイカなどの豊富な海洋資源を糧に漁業を始めた家系(ボクの家系)、もう一方の関東方面(主に横浜)へ流れ、戦争でこれまた散り々りになってしまった家系と、3つの班に別れこの地を離れたのだという。

それぞれのグループには親戚や兄弟などの繋がりはあるらしいが、同じ出身地としてのKABUという繋がりはとうに消えているという。
まぁ、当たり前といえば当たり前なのだろう・・・・

小粋な看板発見!

いつまた訪れるかも分からないし、しかし必ず再び来なければとも思える中で、ノスタルジック漂うこの街の雰囲気が大好きになっていた。
幻想的な不思議な時間へと引き戻されるここの空気に、いつまでも触れていたいと強く思う・・・・

そしてこの「trip to the my roots」シリーズの最後に、今回ボクが感じた最も不思議な出来事を書き記しておきたい。
あまりに非現実的であり、非科学的な出来事だったので、ある種ファンタジーな空想だろうと言うことにして欲しいのだが・・・・



程よく酔っていた父親が、こんなことを言っていたっけ・・・・
「父さん子供の頃な、1度だけ出雲崎に行ったんだ」
「爺さんの実家ってのは海に向かって細長い造りの家でな、一番奥の部屋の床が扉になっているんだ」
「そこを開けると階段が付いてて、波打ち際まで一直線だったよ」

そう言って父親が笑っていたことを思い出していたときだった。
「キャー」とも「ワー」ともつかない子供たちの歓声が右の耳だけに聞こえてきた。
「アレ?」「耳が変だ???」と思い歓声の方へ振り向いたのだが、子供らの姿は無い。
聞こえて来た先には狭い小路地が抜けているだけ・・・・
不審に思いその路地を覗き込んだら、湿気の強い生温い風が吹き抜けていた。
しかしそのときボクははっきりと、3~4人くらいの子供達が、真夏の海へ駆け出して行く姿を感じることが出来た。
おぼろげだが、裸足でかけていくクリクリ頭の子供等の一人が僕に向かって振り向き、「ニッコリ」と微笑んだような気がする。

「泳ぎにいくのかい?」
「気を付けなよ、直ぐに暗くなるからね」

そんな会話を交わしたような、ただただ彼等を見送っていたような、ハッキリとしない意識の中で「またね!!」と返事が帰ってきた気がする。

それは僅か2~3秒の出来事だったのだろう、住職の声で「ハッ」と我に返ると、寒々しい季節の中で灰色の海の向こう側に佐渡島が見えていた。

あの頃、ボクの先祖達が見続けてきた佐渡島が、今も変わらずに見えていた・・・・

佐渡島まで見えた路地で・・・・


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