昨日、「鳥崎川におけるブラウントラウト現地検討協議会」が行われましたので、内容を大まかに説明致します。
今回も戸切地川の時と同様に、様々なスライドを見せ付けられ、特例とも言える事例や、
駆除がほぼ完結しつつある状態の静狩川の生息密度数値と
現在の鳥崎川の生息密度数値を比べ、「鳥崎川には非常に多く生息している!」などと、ブラウン駆除へ向けてあからさまに漁業者感情を煽り立てる一抹もありました。
また、鳥崎川の畔に住んでいる「地権者」の方々が、「そんなにサケを増やしたいなら堰堤を改善しなければ!」ですとか「魚道が機能していない!!」と声を荒げる一面もあったのですが、冷静に聞いていると、確かに最もな意見でもあります。
サケやサクラマス“だけ”を増やそうと漁業者サイドは声を張り上げますが、だったら河川の生産性を上げる方法を探した方がブラウンを駆除するよりも遥かに建設的だとボクも思うのです。
話がそれました(汗)
取り急ぎ、今回の協議会できまった内容を記します。

協議の結果、全面駆除は回避したものの、「砂防堰堤の下から河口までを駆除、砂防堰堤から上流を遊漁として利用できないか?」と主張する遊漁者側。
しかし、「サクラマスの稚魚放流地点である駒ケ岳ダム下から河口までを駆除」と言う漁業組合長と折り合いが付かず、次回、「事務レベルで行う代表者会議にて取り決めよう」との意見が出されました。
また、サケマス増協からは「そこへ地元の漁業者も加えて」との意見や、道南の川を考える会からは「地元商工観光課も加えて」との進言も重なり、今後は4者間での協議に持ち越されることになりました。
そして、鳥崎川の砂防堰堤に設置されている魚道の整備などについての意見に対しても道の方は、「それらを担当する者へ直接意見を伝えておく」とのことでした。
今後の実務者会議の予定などは決まっていませんが、一つの方向性が導き出せたところで時間となり、閉会となりました。
ご多忙中にも拘らず、遠方からもご参加していただきました皆様、また様々な立場により発言できなくとも会場まで足を運んで頂きました皆様、本当にお疲れ様でした。
これからの釣り場を憂うお気持ちがひしひしと感じ取れた気がします。
本当に有難う御座います!!
翌日のボクは、なぜか鳥崎川に行きたくってどうしようもなくなり、楽しみにしていた予定を変更してまで訪れてみた。

もちろん劇的に変わった物など何も無いし、魚の姿を見るのさえ難しい時期でもある。
それでも川へ向かう道中のボクは、とても上機嫌だった。
厚着の上にウェーダーを穿き、ブクブクに膨れ上がった体で川を歩く。
不意にインジケーターが視界から消え、ニンフを咥えたブラウンが目の前で派手な跳躍を見せてくれた。

魚の長さや重さなんてどうでもよかった。
こんなにも晴れ晴れとブラウンを釣ったのはいつ以来だろうか?
引け目も負い目も煩わしさも無い、本当にあっぱれとした気持ちだった。
心の中のどこかで成長を続けてきたあのドス黒い塊は、昨日で全て消え去ってしまったようだ。
同じようなサイズの鱒をもう1匹釣り上げ、体の芯まで癒されたボクは、この日明るい内から竿をたたんだ。
「川日記」、そろそろボクの役目も終わりに近づいたのかもしれない・・・・・