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細い石畳の小道を上がると、大きなイチョウの木がボクを出迎えてくれた。

この坂の上に・・・・

立派な本堂に繋ぐ長い渡り廊下の奥から、
「あなたKABUさんかい?」
「やぁ、よくいらっしゃってくれました。」
と、優しい笑顔で住職が顔を出す。
訪れる人もまばらなお寺で、見知らぬ客を温かく迎えてくれることに少なからず安心したボクは、小さな囲炉裏を前にKABUの祖先にあたる人物などのお話を伺ってみた。

伊勢町

ここは、新潟県出雲崎町伊勢町の外れ。
凡そ、数百人ほどの小さな漁村は、目の前に広がる日本海と急勾配の山並みにはさまれた、ありきたりの細長い街。
街を吹き抜ける風はどこか冷たく、道路を歩く人もまばらで、高齢化と過疎化が見て取れるほど寂しい街だ。

少し肌寒いお寺の中で、小さな囲炉裏がパチパチと炎を揺らしている。
住職がポツリポツリとこのKABUの一族にまつわる古い話を語ってくれた。

一番記憶に古いのは仁左衛門という人物で、この町で手広く漁業を営んでいたという。
漁船も数隻あり、多数の若い漁師達を束ねていて、今で言う“網元”だったらしいのだ。
もちろんその時代では、整備された道路や自動車などはあるはずもなく、手押しリヤカーにより資材を運び鮮魚を運搬していたという。

出雲崎の海

そもそもKABUの末裔とは、どこから来たのか?
元々が漁業者としてこの世に根付いていたのか?
そんなボクからの疑問に深くうなずく様な仕草で、住職は語りだした。

「戦国時代から安土桃山時代にかけて、世に多大な影響を残した武将織田信長の時代(1550年代)にまで遡るのだが、そこでの宗教対立(禅宗vs門徒)により合戦に破れ、遠く石川県の能登からこの出雲崎まで流れてきたのだ。」と言う。
また、「そもそも苗字があり〇〇左衛門や〇〇之介などの名前が付けられている場合、武士の家系であることが多く、農家や漁師、家主の使用人などには一般的に苗字は無かった」とも付け加えてくれた。

「いいかい?KABUさん」
「武士が戦いに敗れて、逃げ延びた先々で山賊なんかに成り下がっちまうヤツらがたくさん居た中で、アンタのご先祖さんは立派に自分等の家系を守ったんだ」
「自分等の“KABU”って血を、今の今まで受け継いできたんだよ」
「決して楽に生き延びてたワケじゃない」
「それでも血を絶やさぬってことが、今のアンタが生きていれるってことなのサ」
「だから自分のルーツを探るってことは、時にご先祖さんの苦労を知り、感謝するってことなんじゃないのかい?」

囲炉裏の中で揺らめく炎を見つめながら、興味本位だけではないにしろ、何かドラマチックな物語を期待していた自分を見透かされたようで、ボクは深く頭を下げることしかできずにいた。

外の土砂降りが幾分弱まりをみせるように、雨音が止んでいた。
静かな雨上がりの午後だった・・・・・








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関心いや感心かな!KABUさん。

現代っ子かな、と思っていましたが?

ルーツとは?
>今のアンタが生きていれるってことなのサ。

この言葉に全てがある様な気がしますね。

>漁業者としてこの世に根付いていたのか?

そう思いました(?_?)
末裔も漁師として生きている、いや間違い釣り師でした〔笑い〕

私も、一度祖先の道を辿った事が有ります。
岐阜の揖斐川沿いの滝と言う村です。
現在は村落すら無い地域になっていました。
KABUさんの様に寺でお話は聞けませんでしたが〔寺〕

大変良い、体験だと思います。
自分のルーツの来た道を戻ると言う事は、今の自分を見つめ直す事につながる様な気がします。
心豊かにも成れるでしょう。

先日は、メールありがとう、3年前の7月18日のメールの写真は保存して有りますよ、大切に。





【2008/12/15 Mon】 URL // Enjoy60 #- [ 編集 ]
Enjoy60 さん、こんばんわ!

>>今のアンタが生きていれるってことなのサ。
>この言葉に全てがある様な気がしますね。
本当に心に突き刺さる言葉でした。
今も深く考えさせられています。
あのときの言葉が、果たして住職からの言葉だったのか誰かが言わせた言葉だったのか、今ではミステリアスな気持ちになっていますが、とにかくワガママに生きてきたボクにとっては、これからの人生観を大きく修正させられた言葉には間違いないようです。

>末裔も漁師として生きている、いや間違い釣り師でした〔笑い〕
つくづく魚に縁がある一族なのでした(汗)

>自分のルーツの来た道を戻ると言う事は、今の自分を見つめ直す事につながる様な気がしま>す。
>心豊かにも成れるでしょう。
仰るとおりです!
彼らが築いた莫大な時間、すなわちKABU一族の歴史に触れられたことで、自分の憤りとはいかに「小さいものだったのか」と棘が抜けてくれた感じです。

2005/06/12のメールこそ感激しましたよ(笑)
これからもちょくちょく「KABU'S - POSTMAN PRESS 」出しますからね!
乞うご期待!!

【2008/12/15 Mon】 URL // KABU #- [ 編集 ]

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