コパーワイヤーが大好きです!
デスクの中には、大小様々なコパーワイヤーがひしめいている。
なんと言ってもダビングされたマテリアルの中で、チラチラと見え隠れする、あの激シブな重量感ある鈍光の輝きに、たまらなく惹かれてしまう。
なんとも言えない陶酔染みた気分にさせてくれるマテリアルだ。
我が永遠の教祖(勝手に言ってます:笑)でもあるソーヤー御仁の巧みの技を垣間見たとき、“ビビッ!”っと来ちゃったもんだから、当然その手のフライは増えてしまう(笑)
でね、ここだけの話、ニジマスってコパーが大好きなんですよ。
いえね、なんてーのかなー、本能的な部分にダイレクトに訴えているんではあるんだけど、それがイコール、アトラクターってワケじゃないんだなコレが。
説明下手で申し訳ないんだけど、結局「釣れるマテ」の中で、日本代表ボランチか?ってくらい必要なマテなんですね。
ブラッシー然り、コパージョン然り、ソーヤーニンフ然り。
僕の数少ない経験の中のひとつに、乾燥地帯を流れるユスリカの川で、バンクサイドをゆっくりとクルージングしている数尾のニジマスを見付けたんですよ。
中でもひときは大きなヤツがいて、体色がハッキリと見えるくらいのところで「バクバク」やってる様子から、敬意を込めてそいつの事を「シルバーサイド」となずけた。
周囲はおびただしい数のユスリカがウワンウワンと飛んでいる。
んで、水深30cmくらいのところで真っ白い口をパカパカ開けて何かを食っている様子。
手持ちのピューパ系は全滅に等しい状況で、とりあえず一定の水深をキープする為に、今まで使っていたシンカーを外して、シンカー代わりのコパーワイヤーぐるぐる巻きニンフをリードに結びます。
コレ、本当に#20のフックにワイヤーを往復させただけのフライ。
そしてドロッパーには、CDCを引きちぎったアダルト系のフライを結び、キャスト・・・・
もうビックリでしたね。
キラリと輝くワイヤーぐるぐるニンフを見付けるや否や、ビュッと寄って来て「バクッ!」ですもん。
もちろん、そいつだけじゃなくって、他のニジマスも同様の反応を示してきた。
実際、「現場で困ったときのスッゲー釣れるフライ世界戦代表」の一端を担うフライなのに、あまり友人等のボックスには見ることがない・・・・・
ちょっと寂しい。
ただ、ここであまり書き流すと友人からは「またパクられるから止めておけ!」との指導が入りましたので、このくらいにしておきます。。。
コパージョンのように、コパーKABUなんてパターンが出来たら最高だろうな。
ま、フライに自分の名前が入るなんてのはこっ恥ずかしくって考えられないけどね(笑)